商用データベースとは

データベースの利用とサーチャー

主要データベース
サービス

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はじめに

商用データベース(検索システム)は、1970年代に米国でスタートしました。一言でいうと「よく組織され管理された蓄積情報」です。ホストコンピュータに蓄積されたデータから、利用者が必要な情報だけを取り出すことができるシステムです。

商用データベースは、情報提供者とその情報を使ってデータベースを作成する機関(データベース・プロデューサ)、データベースを利用者に提供する機関(ベンダー)などによって利用者の元に届けられます。つまり、常に管理、更新された、信頼性の高い情報のみを入手することができるシステムです。

商用データベースは、多くが有料で提供されています。したがって、利用するためにはベンダーと契約してユーザーIDとパスワードを取得する必要があります。

データベースの流通経路

データベースへのアクセスルート

データベースにアクセスするためのルート(通信手段)としては、おもに無手順(TTY)方式とTCP/IPを用いたインターネット経由の2種類あります。インターネット経由の場合、さらにWeb(ブラウザ)を使用するケースとtelnetを使用するケースがあります。

  1. 無手順方式 市販の通信ソフトを使用して通信回線に接続する方式です。アナログ回線ではモデム、ISDNではTAとDSUを通信機器として使用します。
    検索操作は、データベース・システム(ホスト)から送信されるプロンプトに対して、コマンドや検索式などをラインモードで入力しながら進めていきます。伝送の大部分は文字(テキスト)なので、伝送速度が見かけ上速く操作を効率よく進めることができます。
    商用データベースがこの世に誕生して以来、今日までこの方式が主流となっていました。しかしインターネットの普及により、次のインターネット接続が急速に普及しつつあります。

  2. インターネット接続 1996年あたりからTCP/IPプロトコルによって接続し、telnetを使ってデータベースを操作するケースが増えてきました。さらに1997年になるとWeb上で検索できるインターフェイスが続々と提供されるようになりました。
    Web上での検索は、ホストから送信される画面に検索条件を入力するテンプレート等が用意されているので、無手順方式では必須とされるコマンドがわからなくても、操作を進めることができます。また文字だけでなく画像データも簡単に伝送表示できるなど、無手順方式にはないメリットがあります。
    しかし、検索プロセスや結果表示は画面が次々に切り替わって進められるので、一連の流れを記録しにくいというデメリットがあります。検索式を入力しなおしたり、前の検索式に条件を加えて検索しなおしたりする際のきめ細かなオペレーションも無手順方式に比べると不便だったり、通信回線の状況によってはレスポンスが遅くてなかなか先に進まないといったこともあり得ます。
    もっともこれらは、今後システムが改善されることにより次第に解決されることが期待されます。

無手順方式しか使えなかった時代では、検索操作はおもにサーチャー(検索技術者)が行っていました。情報が欲しい人(エンドユーザー)は、サーチャーに依頼して必要な情報を検索してもらうのが一般的でした。しかし、インターネット接続が登場してからは、エンドユーザーが直接データベース検索をするケースも増えています。検索操作がわかりやすいこと、誰でもインターネットを使える環境が整い敷居が低くなったことなどが、その原因としてあげられるでしょう。
しかし、特許や技術文献など専門情報については情報検索に精通したサーチャーの力を借りるのが安心確実といえます。また氾濫する情報を効率よく収集・加工したり、さまざまな情報源から情報を探し出すためには、情報検索の専門家であるサーチャーを活用するのが得策といえるでしょう。

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